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完敗である。

ブラインドで試され「ミネラルと酸のバランスの良さからピュリニーかムルソー」だがちょっと厚みがあり垢抜けないところもあるのでムルソー、それもピュリニー寄りのヴィラージュ、高地のLieu-dit。ミレジムは98。」と答えた。

まあ何年飲んでもこんなところである。

もっとも先日のように大陸を間違えなかっただけましだが。


サンロマンは非常にマイナーなアペラシオンで私もグラかシャソルネィしか思い出さない(後者は田舎っぽい南のワインみたいで私の好みではないが)。

勿論このドメーヌははじめてである。

抜栓直後から白い花と果実のブーケ、あくまでも品は良く、マコンやシャルロネーズとは生まれが違うことを感じさせる。

果実は若干弱いものの酸は端麗でミネラルも十分あり、フィニッシュは長い。猛暑だった03のサンロマンは全体的に出来が良いとのことで、探してみようと思う。


ところでエチケットのヴィオロンはドメーヌ名に掛けてあるのだろうか。謎である。